いいなと思ったので岩崎聖侍さんのブログから転載です。
http://ameblo.jp/iwasakiseiji/entry-10334618329.html
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未曽有の大地震が東日本に襲い、多くの方が被害にあいました。被害にあわれた方には、心からのお見舞いを申し上げます。
まだまだ情報も錯綜し、停電や食糧不足も続いているようです。何もできない自分が、本当に歯がゆいです。
そんな状況ですが、自分のできることを再確認しました。
1.まずは節電
2.できる限りの寄付
3.しっかり仕事をする(日本経済を復活させる)
4.未確認情報やネガティブな情報を拡散させない
5.そして、足手まといにならないタイミングで、現地での復興支援
だと思っています。
そして、6番目に、「不謹慎」のネガティブキャンペーンを防ぐということを掲げたいと思います。Twitterでは、レンタルDVDの宣伝をツイートした人がボロクソに言われたり、テレビでアニメを放送したら、抗議の電話が鳴りまくったようなことが起きているようです。
が、みなさん、いったん落ち着きましょう。
まず、大前提として、今、日本は支援する国から、支援される国になってしまいました。これだけの被害が出たのですから、ただでさえ赤字だらけだった財政はさらに逼迫します。当然、もっと税収を増やさないと、日本はやっていけなくなります。
ということは、これまでに以上に、日本は経済成長を目指さなければいけません。テレビで悲惨な映像を見ているだけでは、被災地を復興することはできないのです。キレイごとではなく、お金(税収)がないと復興はあり得ません。
もちろん、まずは救出活動や復旧作業、ライフラインの維持が優先ですが、僕たちができるのは、節電とガソリンを買うのを控える、食料品やトイレットペーパーを買い溜めしない、あと寄付ぐらいです。それ以外は、なるべく普通に、いや普通以上の生活をしたほうが日本経済にはいいわけです。
しかし、今、多くのビジネス活動が、「不謹慎」として叩かれる可能性を持っています。そうなると、普通以下の経済活動しか行われなくなり、そのツケは、いずれ国民、とくに復興が遅れる被災地の方が払うことになります。
ならば、節電をしながら、経済活動を続けないといけません。もちろん、消費についてもです。スーパーやコンビニに行っても、水やカップラーメンはまったく品薄ですが、ビールなどの嗜好品は全然売れていません。こんなときには、普段高くて飲めないエビスビールを飲んで、朝食はヨード卵ひかりの目玉焼きぐらい食べましょう。
それが復興への手助けになると思います。寄付だけでは、本当の意味での復興は難しいのです。
そして、何より、いっさい「ユーモア」が許されないこの緊張状態は、いつまでも続きません。そのうち、多くの人がストレスで体調を崩しかねません。
「人は幸せだから笑うのではなく、笑うから幸せなのだ」
僕の座右の銘です。
テレビや新聞では、悲惨なニュースしか流れていないので、知らず知らず、多くの人が不安やストレスを感じています。なので、僕としては、今こそ、お笑い芸人さんたちがテレビに出て、多くの人を笑わすべきだと思っています。
しかし、きっと今、お笑い番組をやったら、多くの人が「不謹慎だ!」と言って、抗議をするのでしょう。だから、テレビ局も放送できない。でも、僕はそれは良くないと思うわけです。
「スカブラ」という職業を知っていますか?
昔、まだ九州で炭鉱が盛んだった頃の話です。10人の炭鉱マンが3勤務交代制で、石炭を掘っています。勤務が終わると、炭鉱マンたちは、トロッコに乗って炭鉱から出てくるのですが、なぜか11人の炭鉱マンが乗っています。そして、その中の1名だけ、汗はかいていないわ、服はあまり汚れていないわ、ニコニコ笑っているわの男がいます。
この男こそ、「スカブラ」なのです。
スカブラは、石炭を掘りません。
では何をしているのか?
炭鉱の中で、エッチな話やおもしろい話をしたり、みんなにお茶を出したりしているのです。
これが仕事です(笑)
そんな感じで仕事をしていた九州の炭鉱会社でしたが、日本のエネルギーが、石炭から石油に代わっていくと、会社が傾いていきます。
すると当然、リストラの話になるわけです。
役員たちは話をします。
当然、「何もしていない"スカブラ"からクビを切ろう」という結論になります。
そして、スカブラをリストラし、10人の炭鉱マンのみが、炭鉱の中に入って行くようになりました。
その結果どうなったか?
「作業効率が大きく下がりました。」
スカブラがいなくなってから、今まで同じ時間でやれていた仕事が、全然できなくなってしまったのです。そして、炭鉱マンたちの人間関係もギスギスしていったそうです。
今、日本は危機的状況です。しかし、多くの国民が一致団結して、この危機に立ち向かっています。ならば、それぞれが、自分の得意分野で、日本の復興の第一歩を取ればいいんじゃないでしょうか?
今、自衛隊や警察、消防の方々は、もちろん必要ですが、多くの人を笑顔にする「お笑い芸人さん」も必要でしょう。会社もせっかく休みなら、エビスビールを飲みながら、お笑い番組でも見て、英気を養いたいものです。
そして、被害が少なかった私たちがやることはたった一つ、また明日から一生懸命働いて、日本経済を復活させることです。