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2008年02月17日
東御廻い(あがりうまーい)
東方(あがりかた)と称される沖縄本島南東部に位置する南城市には、琉球諸島を興したといわれる開びゃくの神「アマミキヨ」が渡来し、住み着いたとされる数多くの聖地があります。東御廻いというのは、そのアマミキヨ神が訪れたといわれる「御嶽(うたき)」を廻り、国土の安泰と五穀の豊穣に感謝する行事として琉球王朝時代に国王が始め、大切な一大行事とされていたそうです。
そんな東御廻い(あがりうまーい)で巡拝する聖地を巡ってきました。
東御廻いの順路は
首里の園比屋武御嶽(すぬひゃんうたき)
↓
与那原の御殿山(うどぅんやま)
↓
親川(エーガー)
↓
佐敷の場天御嶽(ばてんうたき)
↓
佐敷グスク(さしきぐすく)
↓
知念のテダ御川(てだうっかー)
↓
斎場御嶽(せーふぁうたき)
↓
知念グスク(ちねんぐすく)
↓
知念大川(ちねんうっかー)
↓
玉城の藪薩御嶽(やぶさつうたき)
↓
ヤハラヅカサ→浜川御嶽(はまかわうたき)
↓
受水・走水(うきんじゅ・はいんじゅ)
↓
ミントングスク
↓
玉城グスク(たまぐすくぐすく)
とこんな感じなのですが、当日はヤハラヅカサで日の出を見ようということで順番通りではなく、途中から逆廻りになるようなコースになりました。
ヤハラヅカサ
琉球の創生神アマミキヨが沖縄本島に最初に降り立ったと言われる場所です。
今回は海から始めて良かったかも。海はいいね。早速海に浸かってみました。水は冷たかったけどね。
ある程度、潮が引いている時に行かないと見えません。
浜川御嶽
アマミキヨが本島に降り立ったあと、しばし仮住まいをしていたと言われる場所です。
空気がとても清々としていて気持ちがいいです。
受水・走水
琉球稲作発祥の地と言われ水の聖地です。田んぼに稲が植えてありました。
仲村渠樋川(なかんだかりひーじゃー)
ミントングスクのすぐそばにあったので寄ってみました。
ミントングスク
民家の中にあるので入れるのか分かりませんでしたが、家の方に言ったら見させて頂けました。最後にはお茶まで頂いてしまって。ありがたいことです。
アマミキヨの安住の地と言われる場所です。
垣花樋川(かきのはなひーじゃー)
近いので寄ってみました。水量の豊富な泉です。ここの雰囲気も大好きです。
藪薩御嶽
琉球開びゃくの七御嶽の一つ。ここを下っていくと浜川御嶽やヤハラヅカサにたどり着けるそうですが、当日は後の行程があるのでやめておきました。次回は行ってみたいと思います。
アマミキヨが第一歩を印したヤハラヅカサ。しばし仮住まいをしていた浜川御嶽。水の聖地の受水・走水。それと、この藪薩御嶽はどれも近く、この一帯が特別な場所な気がしました。海浜聖地とも言われるので自分にとっても特別な場所になっていきそうです。
玉城グスク
ここも琉球開びゃくの七御嶽の一つ。アマミキヨによって築城されたと伝えられます。
グスクと言っても、御嶽のための場所のようにも感じます。
いつも行っている奥武島が見渡せました。っていうことは奥武島からもここが見えるってことなんですね。今度、探してみよっと。
志喜屋グスク
途中、車で移動中に見えたので寄ってみました。
とても神聖な場所な気がするのですが、ゴミがちらほら見える。少し拾いましたが、全部は無理でした。次はもう少し大きなゴミ袋持ってこようかな。
これまでの御嶽でも、ところどころゴミを見つけたら拾っていきましたが、みんなで一斉に掃除をするのもいいかもしれませんね。ただ、どの御嶽でも地域の人がある程度は片付けていると思うので、その地域の人とのつながりを持った上でやらないといけないんでしょうね。
知念大川
ここも稲作発祥の地として知られています。
知念グスク
斎場御嶽
琉球随一の霊地と言われますね。世界遺産になって観光地となっていますが神聖な場所であることは変わりないと思います。
琉球開びゃくの七御嶽の一つ。
久高島がのぞめます。
テダ御川
昔はここで水を汲み、航路の安全を祈願したそうです。今では泉は枯れてしまっています。
佐敷グスク
第一尚氏王朝の尚思紹、尚巴志親子の居城だそうです。
馬天御嶽
尚巴志王ゆかりの場所とのこと。
親川
霊泉として伝えられる場所。
御殿山
親川と御殿山は与那原の街中にあります。車を置いて歩いて2つを廻りました。
かつての御殿山の位置からはずれているそうです。昔のここは海に面していたんでしょうね。
園比屋武御嶽
本当は東御廻い出発の場所。今回は帰ってきた挨拶に伺いました。
今回は、弥勒世(みるくゆ)から現実の世界に戻って行く様なルートだった気がします。
どこも空気が清々としていて気持ちがいい。さらに沖縄の聖地っていうのは沖縄にある元々の自然が残る場所なんですね。
ただ自然が残っているというだけでなく精神的にもとても大切な場所だと思います。その日は本物の沖縄を見たような気がしましたよ。見方が変わった1日でした。
こういう場所を残している沖縄はすごい!!
今回は1日で全部廻るという行程でしたが、次回はもう少しゆっくり巡ってみるのもいいですね。
ちなみに沖縄の聖地に行く時の注意点ですが。
・汚れていたらきれいにしに行く気持ちで入る
・敬う心構えで
・御嶽の石や動植物、そこにあるものを持ち出さない(持ち出してどうなっても知りませんよ)
・人によっては体調を崩す人もいるようですが、そういう時は無理をしないようにしましょう。
などがあると思います。
注)弥勒(沖縄ではみるくと読みます)は平和と五穀豊穣の神様。
弥勒世(みるくゆ)は平和な世界という意味です。
番外編
前日に東御廻いの打ち合わせをした後、寄ったところです。
首里金城町の石畳
金城樋川
大アカギ
那覇市にもこういうところが残っているんですね。那覇の見方も変わりました。
そんな東御廻い(あがりうまーい)で巡拝する聖地を巡ってきました。
東御廻いの順路は
首里の園比屋武御嶽(すぬひゃんうたき)
↓
与那原の御殿山(うどぅんやま)
↓
親川(エーガー)
↓
佐敷の場天御嶽(ばてんうたき)
↓
佐敷グスク(さしきぐすく)
↓
知念のテダ御川(てだうっかー)
↓
斎場御嶽(せーふぁうたき)
↓
知念グスク(ちねんぐすく)
↓
知念大川(ちねんうっかー)
↓
玉城の藪薩御嶽(やぶさつうたき)
↓
ヤハラヅカサ→浜川御嶽(はまかわうたき)
↓
受水・走水(うきんじゅ・はいんじゅ)
↓
ミントングスク
↓
玉城グスク(たまぐすくぐすく)
とこんな感じなのですが、当日はヤハラヅカサで日の出を見ようということで順番通りではなく、途中から逆廻りになるようなコースになりました。
ヤハラヅカサ
琉球の創生神アマミキヨが沖縄本島に最初に降り立ったと言われる場所です。
今回は海から始めて良かったかも。海はいいね。早速海に浸かってみました。水は冷たかったけどね。
ある程度、潮が引いている時に行かないと見えません。
浜川御嶽
アマミキヨが本島に降り立ったあと、しばし仮住まいをしていたと言われる場所です。
空気がとても清々としていて気持ちがいいです。
受水・走水
琉球稲作発祥の地と言われ水の聖地です。田んぼに稲が植えてありました。
仲村渠樋川(なかんだかりひーじゃー)
ミントングスクのすぐそばにあったので寄ってみました。
ミントングスク
民家の中にあるので入れるのか分かりませんでしたが、家の方に言ったら見させて頂けました。最後にはお茶まで頂いてしまって。ありがたいことです。
アマミキヨの安住の地と言われる場所です。
垣花樋川(かきのはなひーじゃー)
近いので寄ってみました。水量の豊富な泉です。ここの雰囲気も大好きです。
藪薩御嶽
琉球開びゃくの七御嶽の一つ。ここを下っていくと浜川御嶽やヤハラヅカサにたどり着けるそうですが、当日は後の行程があるのでやめておきました。次回は行ってみたいと思います。
アマミキヨが第一歩を印したヤハラヅカサ。しばし仮住まいをしていた浜川御嶽。水の聖地の受水・走水。それと、この藪薩御嶽はどれも近く、この一帯が特別な場所な気がしました。海浜聖地とも言われるので自分にとっても特別な場所になっていきそうです。
玉城グスク
ここも琉球開びゃくの七御嶽の一つ。アマミキヨによって築城されたと伝えられます。
グスクと言っても、御嶽のための場所のようにも感じます。
いつも行っている奥武島が見渡せました。っていうことは奥武島からもここが見えるってことなんですね。今度、探してみよっと。
志喜屋グスク
途中、車で移動中に見えたので寄ってみました。
とても神聖な場所な気がするのですが、ゴミがちらほら見える。少し拾いましたが、全部は無理でした。次はもう少し大きなゴミ袋持ってこようかな。
これまでの御嶽でも、ところどころゴミを見つけたら拾っていきましたが、みんなで一斉に掃除をするのもいいかもしれませんね。ただ、どの御嶽でも地域の人がある程度は片付けていると思うので、その地域の人とのつながりを持った上でやらないといけないんでしょうね。
知念大川
ここも稲作発祥の地として知られています。
知念グスク
斎場御嶽
琉球随一の霊地と言われますね。世界遺産になって観光地となっていますが神聖な場所であることは変わりないと思います。
琉球開びゃくの七御嶽の一つ。
久高島がのぞめます。
テダ御川
昔はここで水を汲み、航路の安全を祈願したそうです。今では泉は枯れてしまっています。
佐敷グスク
第一尚氏王朝の尚思紹、尚巴志親子の居城だそうです。
馬天御嶽
尚巴志王ゆかりの場所とのこと。
親川
霊泉として伝えられる場所。
御殿山
親川と御殿山は与那原の街中にあります。車を置いて歩いて2つを廻りました。
かつての御殿山の位置からはずれているそうです。昔のここは海に面していたんでしょうね。
園比屋武御嶽
本当は東御廻い出発の場所。今回は帰ってきた挨拶に伺いました。
今回は、弥勒世(みるくゆ)から現実の世界に戻って行く様なルートだった気がします。
どこも空気が清々としていて気持ちがいい。さらに沖縄の聖地っていうのは沖縄にある元々の自然が残る場所なんですね。
ただ自然が残っているというだけでなく精神的にもとても大切な場所だと思います。その日は本物の沖縄を見たような気がしましたよ。見方が変わった1日でした。
こういう場所を残している沖縄はすごい!!
今回は1日で全部廻るという行程でしたが、次回はもう少しゆっくり巡ってみるのもいいですね。
ちなみに沖縄の聖地に行く時の注意点ですが。
・汚れていたらきれいにしに行く気持ちで入る
・敬う心構えで
・御嶽の石や動植物、そこにあるものを持ち出さない(持ち出してどうなっても知りませんよ)
・人によっては体調を崩す人もいるようですが、そういう時は無理をしないようにしましょう。
などがあると思います。
注)弥勒(沖縄ではみるくと読みます)は平和と五穀豊穣の神様。
弥勒世(みるくゆ)は平和な世界という意味です。
番外編
前日に東御廻いの打ち合わせをした後、寄ったところです。
首里金城町の石畳
金城樋川
大アカギ
那覇市にもこういうところが残っているんですね。那覇の見方も変わりました。
Posted by ほこぴー at 09:04│Comments(2)
この記事へのコメント
今回もまた素晴らしくまとまってますね~!
写真もきれいだし。
次回は順路どおり、じっくりめぐりたいですね。
写真もきれいだし。
次回は順路どおり、じっくりめぐりたいですね。
Posted by お~しゃん at 2008年02月18日 09:39
どうも初めまして。私事で恐縮ですが素晴らしいブログです。元気や勇気がもらいました。人はみんな一生懸命に生きて何だろう生かされているんだなと思います。今は梅雨ですが、これからまた沖縄の暑い夏がやってきます!頑張って下さい!
Posted by チョコチップバニラ at 2016年06月14日 15:06
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